こんな状態が続くと「もう無理かも…」「恋愛対象になれないんだ…」と諦めてしまいそうになりますよね。
しかし、心理学を応用すれば全く意識してくれなかった相手もデートを断り続けていた相手も思い通りにできる可能性があるのです!
今回ご紹介する心理学を活かした恋愛テクニックは覚えていて損はないものばかり!
ぜひ、恋を実らせるための参考にしてみてくださいね。
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心理学を活かした恋愛テクニック
ダブルバインド効果
ダブルバインド効果とは『二重拘束』という意味であり、あらかじめ相手に選択肢を与えないことによって、思い通りの選択肢へと誘導させるコミュニケーションの状態のこと。
「YESかNO」ではなく「AかB」という選択肢を与えれば、相手はAを選んでもBを選んでも、強制的にYESを選ぶことになるわけです。
つまり、NOという逃げ道を与えないのです。
恋愛だとデートに誘う時などに効果が期待できます。
「映画一緒に観に行かない?」と聞くと「行かない」の選択肢を与えてしまっているので断られてしまう可能性があります。
しかし、ダブルバインドを使って誘えば
映画館と水族館ならどっち行きたい?
というように、どちらを選んでもYESにさせることができるのです。
ずっとデートを断られている人でも、「ダブルバインドをしてみたらすんなりOKしてもらえた」というケースも少なくありません。
デートに誘ってもなかなかOKしてもらえない人は、ぜひダブルバインドを試してみてはいかがでしょうか。
サンクコスト効果
サンクコスト効果はそのものに対して時間やお金をかければかけるほど、離れられなくなるというものです。
サンクコストとは『埋没費用』ともいわれ、人はその労力や費用が大きくなるほどに「損をしたくない」「元を取りたい」という心理になりやすいとされています。
例えば、好きなアイドルの
- イベントへ行く
- グッズを買う
- ドラマやDVD鑑賞をする
- たくさん投票をする
などは、もし本人が時間や費用をかけることに満足なのであればサンクコストではありません。
そもそも趣味は自分が楽しむ為に時間とお金を使うものだからです。
しかし、やめたくても今までの時間と費用を考えるとやめられない場合、サンクコスト効果が働いてしまっています。
つまり、ここでやめてしまったら応援してきた時間やグッズを買ったお金が無駄になると思い、「もったいない」とやめられないのです。
そうなると、結果的にのめり込んでしまう形になります。
これは恋愛でも有り得ることです。
10年も付き合ってきたのに、今別れたら無駄になってしまう…
と将来を考えてくれないような別れるべき相手であっても、10年という元には戻せない貴重な時間を損にしたくないわけです。
もう少し付き合っていれば、結婚を考えてくれるかもしれない…
と別れる=損をすることを避け、もう少し続ければ得になるのではないかと希望を持ち、更にのめり込んでしまいます。
このサンクコスト効果は、好きな相手がそうなってくれているなら良いのですが、
自分にサンクコスト効果が働いてしまうと、振り向いてもらう為に沢山貢いでしまったり都合良く遊ばれてしまうなど、一方的な恋愛になる可能性があるため注意が必要です。
しかし、相手にサンクコスト効果が働くように仕向ければ、むしろ夢中にさせる期待が持てます。
つまり、相手が貴方の為に時間とお金を費やすようになればいいわけです。
追われる恋がまさにサンクコスト効果を働かせる理想的な恋愛といえるでしょう。
ただし、尽くしてもらうばかりで何も返さないようだと、相手は貴方に時間とお金を費やすことが馬鹿馬鹿しくなってしまう可能性があります。
相手に尽くされるばかりにならないように注意しましょう。
バーナム効果
誰にでも当てはまりそうなことなのに言われると「この人は自分のことをわかってくれている…!」と信じてしまうことを『バーナム効果』といいます。
占いがわかりやすい例です。
「貴方は今、人間関係や身近なことで悩んでいらっしゃるのでは?」
と言われて「いいえ」と答える人は少ないでしょう。
悩んでいるからこそ占いをしに来たわけですし、大抵生きていれば人間関係や身の回りのことが悩みのタネとなるものです。
ですが、言われた本人は「そうなんです!」「すごい!」と思ってしまいます。
勿論、占い師のなかにはバーナム効果を利用してないのにもかかわらず、細かいことまでズバッと当てられる人もいるでしょう。
しかし、このバーナム効果を利用して、「この人は凄い」「当たるからまた来よう」と思わせているだけの占い師もいるのです。
このバーナム効果は恋愛でも応用することができます。
例えば、「○○さんは仕事が大変でも周りの人のフォローまで出来て凄いですよね」と言えば、自分の頑張りを理解してくれていたことに好感を抱きます。
与えられた仕事は大変でも頑張るのが普通ですし、仲間が困っていたら助けるのは別に珍しいことではありません。
自分の評価を落としたくなかったり、人間関係を良好に保つなら手伝う人は多いです。
しかし、そんな当たり前のことを言われていても、バーナム効果で相手は「理解してくれている」と信じてしまうというわけです。
好感度アップが狙えるバーナム効果ですが注意点もあります。
それは、まだ出会ってからそんなに月日が経ってない人には逆効果ということです。
ほぼ初対面のような人から「○○さんは努力家で凄いね」なんて言われたら、「お前に何がわかるんだよ!」とかえって不信感を抱かせてしまいます。
占いは初対面でありながらも言い当ててもらうことを望んでいますから、最初から占いに不信感を抱いてない限り「お前に何がわかる」とは思いません。
なので、バーナム効果を試す際は「今までずっと自分を見ててくれてたんだ」と思えるような関係である必要があります。
気さくに話せるほど仲良くなったり、同じ環境で頑張ってきたという関係でこそ、バーナム効果に期待ができるでしょう。
ザイオンス効果
ザイオンス効果は、接触が多いものに対して好感を抱きやすいといわれています。
頻繁に話している相手や目にするものに人は好きになりやすくなるわけです。
恋愛であれば関わりが少ない人よりも、普段から接触している相手のほうが好きになる可能性が高くなります。
適度にコミュニケーションを取っている人のほうが距離が縮まりやすいのは勿論のこと、何度も接するうちに身近な異性として意識するようになるためということもあるのでしょう。
なおザイオンス効果は、接触時間の長さではなく接触頻度が好感に繋がるポイントとされています。
つまり、一回の接触が長時間であっても、接触した回数が少なければザイオンス効果に期待するのは難しいです。
話す時間は長いけどたまにしか会わない相手よりも、毎日ちょっとでも話をする相手のほうがザイオンス効果に期待が持てます。
よって、照れや緊張で好きな人とまともなコミュニケーションが取れずとも、毎日笑顔で挨拶などをするだけでも好感に繋がるのでオススメ!
ネームコーリング効果
ネームコーリング効果とは、名前を呼ぶ相手に対して親近感を抱きやすいというもの。
会話中に相手の名前を含めるようにするだけで好感度アップに繋がるわけです。
ただし、名前を呼ぶ回数には気をつけなければいけません。
先ほどのザイオンス効果は接触頻度が多いほど好感を持たれやすかったのですが、
ネームコーリング効果ではあまりにも名前を呼ぶ回数が多いと相手は違和感を覚えてしまいやすいのです。
なので、あくまでも今までより少し多く呼ぶを心がけるのがオススメ。
なお、このネームコーリング効果は文字上でも効果に期待ができるといわれています。
よって、好きな人とLINEやメールでやり取りする際は名前を含めたメッセージにしてみると好感を持たれやすいでしょう。
ミラーリング効果
ミラーリング効果とは、自分と似た動きをする相手に対して好感を抱きやすいというもの。
相手が笑ったら自分も笑う。相手が飲み物を口にしたら自分も飲む。
表情や仕草や声量など、相手と鏡になるようにするだけで好感度アップに繋がるのです。
LINEやメールの文章量や返信速度なども相手と同じくらいにすると好印象になれます。
ただし、あまりにも同じ動きをすると怪しまれたり不快感を感じてしまうので、ミラーリングをする際はほどほどにしましょう。
また、ミラーリング効果は好感を持つ相手の動きを無意識に真似してしまうともいわれています。
なので、もし相手が貴方と同じように動きを真似るなら、相手は無意識に好きな貴方のことをミラーリングしているのかもしれません。
カクテルパーティー効果
どんなに人が多くて騒がしいパーティーでも、自分の名前だけは聞き取ることができる『カクテルパーティー効果』というものがあります。
自分の名前はどんな言葉よりも特別。
ただ名前を呼ばれただけで人は「なんだろう?」とそちらに意識を向けるようになっています。
なので、恋愛ではこのカクテルパーティー効果を応用して、話しかける時は
ねぇねぇ
あのさー
などのように言うのではなく、好きな人の名前を呼んで意識を自分に向けさせ印象付けるのがオススメ。
ネームコーリング効果も相まって、相手からの好感を高める期待ができるでしょう。
フットインザドア
フットインザドアとは、小さいものから要求することで大きな要求をしても受け入れてもらいやすくなることです。
元となっているのは、セールスマンが閉められそうになったドアに足を挟んで
パンフレットだけでも目を通していただけないでしょうか?
5分だけでいいので話を聞いてもらえませんか?
など、まずは負担の少ない小さな要求をして、徐々に商品を売り込んでいくセールスマンの行動からきています。
頼まれ事を断るというのは、可哀相に思えたり申し訳ない気持ちなどにさせられるので、できることなら断りたくないもの。
フットインザドアはそんな心理を狙い、簡単な要求をして「まぁそのくらいなら…」と断りにくい状況を作っているわけです。
しかし、一度小さな要求を受け入れると益々断りにくい状況になるので、小さな要求さえ受け入れてもらえたらセールスマンとしては勝ちも同然なのです。
このフットインザドアは、好きな人にデートや食事をOKしてもらいたい時にも応用できます。
例えば、食事に行くという要求は、好きでもない人からすると大きな要求です。
いきなり言うと大抵は断られてしまいます。
しかし、まず食事に誘うキッカケとして
駅まで一緒に帰ってもいいかな?
などのような小さな要求をします。
そして、相手がOKしてくれたらすかさず
「じゃあこんな機会ないし、駅の近くの喫茶店でご飯でも食べようよ」
と要求するといきなり食事へ誘うよりもOKしてもらいやすくなるのです。
「駅まで一緒に帰る」とOKしたことでNOと言いにくくなった為に、食事へ行くこともOKしてくれたというわけです。
よって、最初から「一緒に遊ぼう」「ランチに行こう」と頼むのではなく、
とにかく誘う為の小さなキッカケを作って、その流れから本題に移るのが成功のポイントになります。
ドアインザフェイス
ドアインザフェイスは、先ほどのフットインザドアとは真逆のやり方になります。
こちらは大きな要求から小さな要求へと変えていくことで承諾させやすくなるというものです。
最初から小さい要求をするつもりなのに、あえて大きな要求をしてから小さい要求にすることで、要求のハードルが下がったように感じられ「まぁそれならいいよ」となるわけです。
例えば、デートはまだ無理だけど、せめて喫茶店でお茶だけでもしたいという場合を例とします。
好きでもない異性であれば、お茶するのも嫌だし面倒なものです。
デートであれば断るのは普通でしょう。
本来であればどちらも断る要求です。
しかし、一日デートするのと喫茶店で軽くお茶するのであれば、デートのほうが大きな要求になりますよね。
なので、まずはデートという大きな要求をしてから、喫茶店でお茶をするという小さな要求に変えると承諾してもらいやすくなります。
日曜日、二人で映画見に行かない?
と誘って「その日は予定があって…」と断られた後に
「じゃあ、このあと近くの喫茶店でお茶だけでもしない?ちょっとだけでいいから」と聞くと
まぁ少しお茶するくらいなら…
と要求を受け入れてもらいやすくなるのです。
好きでもない人の為に休みを無駄にするくらいなら、今ささっと済ませられるお茶のほうがハードルが低く感じられた為、承諾してもらえたというわけです。
なお、フットインザドアもドアインザフェイスも、要求の小ささや大きさを強調することがポイント。
- 「休みの日に」
- 「二人で」
- 「夜に」
- 「デートしない?」
などは面倒臭く感じられたり抵抗感を抱く言葉なので、大きな要求と感じられやすいです。一方で
- 「近くだから」
- 「5分だけ」
- 「ちょっとだけ」
- 「コーヒー飲むだけ」
などは簡単(小さな要求)に感じられやすい言葉になります。
簡単な要求や難しい要求に感じられる言葉を上手く含めて、ドアインザフェイスやフットインザドアを効果的に利用してみましょう。
カリギュラ効果
このスイッチは押してはいけません。
と言われると押してみたくなりませんか?
心理学では「禁止されるとかえってやりたくなる」カリギュラ効果というものがあります。
駄目と言われると「どうなるんだろう?」という好奇心からウズウズしてやってみたくなるわけですね。
「この玉手箱を開けてはいけませんよ」と言われたはずの浦島太郎が箱を開けてしまったのもカリギュラ効果に当てはまります。
では、恋愛においてどのようにカリギュラ効果を応用するかというと、相手に我慢をさせるというのがポイントです。
駆け引きで定番の「返信を遅らせる」というのも、カリギュラ効果を利用したテクニックの一つになります。
つまり、相手の思い通りにならないことが気を引くことに繋がるというわけです。
もちろん我慢をさせたら期待に応えてあげるようにしましょう。
「返信は一切しない」とか「話しかけられても相手にしない」というのは、カリギュラ効果には期待できません。
むしろ、そのような態度では「脈なしか…」と諦めてしまう可能性があるので、
あくまでも「脈なしっぽく見えるけど、脈ありにも見える」ように振る舞いましょう。
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まとめ
心理学を活かした恋愛テクニックのご紹介でした。
恋愛を上手く攻略できる鍵にもなる心理学。
今回ご紹介した心理学をぜひ参考にしてみてくださいね。