心理学には、好きな相手を夢中にさせるヒントが多くあります。
今回は追われる恋愛にも繋がる『サンクコスト効果』についてをご紹介!
サンクコスト効果を恋愛で応用するポイントと自分がなった時の注意点もご紹介します!
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サンクコスト効果とは
サンクコストとは『埋没費用』とも呼ばれます。
サンクコスト効果は、そのものに対して労力や費用をかけるほどに離れられなくなるという心理現象です。
費やした時間やお金などが大きくなると「無駄にしたくない」「元を取りたい」という心理になりやすいです。
そして、サンクコスト効果は恋愛にも発揮される為、応用する場合で意識したいことと自分がなった時の注意点をご紹介します。
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サンクコスト効果を恋愛で活用するコツとは
時間やお金をかけてもらう
好きな人の為なら会う為の時間を作ったり、デート代を払ったり、プレゼントを贈ることもあるかと思います。
サンクコスト効果でいうと、恋愛で使う時間やお金が多いほどにのめり込んでいく期待が持てます。
なので、貴方の為に時間やお金をかけていくことによって、だんだん相手は
ここまでデートやプレゼントをしたんだから、いつか好きになってくれるはず
こんなに粘ったんだから絶対振り向かせたい
というような気持ちになり、相手は今までかけてきた労力や費用から諦められない状態になることが期待できます。
頼れる部分は任せる
労力や費用をかけた分だけ夢中になるサンクコスト効果。
「好きな人に迷惑はかけられない」なんて思っていては効果に期待できません。
尽くしてもらうことが必要です。
尽くす頻度が多いほど、相手は貴方を手に入れたい&手放したくない気持ちが強くなっていきます。
力を貸してくれる時や甘えられる場面など、頼れる部分は相手に任せましょう。
相手が得意とすることが良いかもしれません。
もし相手のほうから「してあげようか?」と言われた時はチャンスです。
相手を必要とすることで、相手は貴方の為に労力などを費やすことに繋がりますから、自然とのめり込んでいくことが期待できます。
結婚を意識している相手だとなりやすい
恋愛における時間で「勿体ない」「損をしたくない」と感じるのはどんな時でしょうか?
人それぞれではありますが、大抵は結婚を意識している時が一番時間を無駄にしたくないと感じられやすいです。
若いうちは失恋や別れがあっても、次の恋を探せるほど時間に余裕がありますが、年を取るとそうはいきません。
もちろん年を取ってからも恋愛や結婚はできますが、現実的には厳しい傾向があります。
女性は婚活市場や出産のことを考えると「30~35歳までには結婚したい」と考える人は多いですし、
男性でも子供がいてもおかしくない年齢で独身であれば、親が生きてるうちに孫の顔を見せてやりたいと考えるようになったり、友人の結婚話を聞いて焦りを感じるでしょう。
このように「早く結婚したい」と考える人にとっては、恋愛に費やす時間は貴重なものです。
将来を考えた上で恋愛に時間を使う為、なるべく損はしたくないと考えます。
なので、「○歳までに結婚したい」などの具体的な人生設計を考えていたり、結婚願望が強い人はサンクコスト効果が働きやすいと言えるでしょう。
一つひとつの出会いを大切にしたり、交際期間が長くなればなるほど、パートナーに不満があったとしても、将来を考えて簡単には別れないはずです。
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サンクコスト効果を恋愛で扱う時に心がけること
厚意は素直に受ける
サンクコスト効果は労力や費用などをかけた分だけ、損をしたくない気持ちが強くなって離れられなくなるという心理現象です。
しかし、
自分の為に尽くしてもらうなんて申し訳ない
と思う方もいるでしょう。
そう考えるのはわからなくもないですが、それではサンクコスト効果には期待できません。
そもそも価値のないものに時間やお金を使おうとは誰も思わないもの。
時間やお金を使ってもいいと思えるほど、相手にとって貴方は価値がある存在なのです。
そこまでしてくれるのは愛情があってこそですから、断ったり突き返したりするのは、相手からの愛情を要らないと言っているようなもの。
ですから、貴方も相手のことが好きなのであれば、遠慮をするのではなく「ありがとう」と喜ぶほうが好感度が高まります。
別の形でお礼することを忘れない
時間やお金をかけてもらうことがサンクコスト効果を働かせるポイントですが、尽くしてもらいっぱなしというのはやめましょう。
尽くしても貴方からの愛情が感じられなければ、だんだん尽くす気も失せていきます。
よって、時間やお金をかけてもらったのであれば、その場では「ありがとう」としっかり感謝をし、別の形でお礼するようにしましょう。
料理を作ってあげたり、ちょっとしたプレゼントをしたり、どこか綺麗な場所へ連れて行くなど。
貴方が無理なくできる範囲でお礼をすることがオススメです。
追われる恋愛を心がける
追う恋愛になってしまうと、自分にサンクコスト効果が働いてしまう可能性がある為、追われる恋愛を心がけましょう。
もちろん尽くされたらお返しするのは忘れてはいけません。
つかず離れずの距離感を保ち、貴方は必要以上に相手にのめり込まないことがポイントです。
相手を引きつけるようにして、なるべく自分からアクションを起こさないことで、相手にサンクコスト効果を働かせる期待ができます。
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自分にサンクコスト効果が働いた時の注意点
都合のいい存在にされてしまう
恋愛でサンクコストになると、相手にのめり込んだ状態です。
もういい加減諦めたいのに「もしかしたら…」と希望を持ってしまったり、別れたいのに結婚などの現実的な問題を考えて別れられないなど、主導権を相手に渡してしまっている状態になります。
なので、一方的に恋してるだけになり、都合の良い存在として扱われてしまうことも少なくありません。
そうなると思わせぶりな態度でキープされたり、体だけの付き合いになることも。
相手が遊び人だと、諦めたくても諦められない心理を利用されてしまいますので、相手も自分と付き合う気があるのか、将来を考えてくれるのかをしっかり見極めていきましょう。
無理をしてまで尽くしてしまう
「好きになってほしい」「喜んでほしい」という一心から尽くすことは誰にでもあることです。
好きな人の為に尽くすのは愛情あってこそですから、本来であれば問題ありません。
しかし、心身や金銭で無理をしてまでも
好きになってくれるはず…!
と相手に尽くしてしまうのは、サンクコスト効果が働いてしまっている恐れがあります。
例え散々尽くして付き合えなかったとしても「いい勉強になった」と思える程度なら良いですが、大きな借金をするほどのめり込んでしまうと後悔しかありません。
自分ばかりが尽くして相手が何もしてくれないようなら、利用されているだけという可能性も疑いましょう。
幸せな結婚から遠ざかってしまう
サンクコスト効果が働いてしまう人のなかには、
- 価値観が合わない相手
- DVをする相手
- 金銭問題がある相手
- 浮気癖がある相手
などであっても、「この人と別れたら結婚が…」と今までの時間や年齢などから損はできないと考えて別れられないケースもあります。
恋愛や結婚から遠ざかることを恐れてしまい、相手の悪い部分を我慢してしまうわけです。
しかし、そのような相手と結婚したとしても、幸せになれる可能性は低いです。
パートナー選びに失敗すると、結婚生活で苦労してしまうことになります。
「結婚すれば幸せ」というわけではありませんから、将来のパートナーとして理想的かどうかで考えるようにしましょう。
婚期が遅れる
別れたほうがいいと思っているにもかかわらず、「もう少し一緒にいたら結婚を考えてくれるかもしれない」という心理になっているならサンクコスト効果が働いてしまっています。
この人と別れたら、もう恋愛するなんて無理だ…
今別れたら、10年も付き合ってきたのが無駄になる…
今から出会いをさがして交際してる暇なんてない…
しかし、将来を考えてくれそうにもない相手と付き合っていては、どんどん婚期が遅れる可能性があります。
特に交際相手のほうが貴方より若い場合は注意が必要です。
若い人だとやはり焦りを感じてないことも多い為、恋愛と結婚は別だと思っている傾向があります。
そのような相手と付き合っていると結婚がいつになるかわかりません。
もちろん信じて待つことも一つの選択肢ではありますが、諦めて次に進むことも視野に入れておきましょう。
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まとめ
サンクコスト効果を恋愛で活用するには
- 時間やお金をかけてもらう
- 頼れる部分は任せる
- 結婚を意識している相手だとなりやすい
サンクコスト効果を恋愛で働かせる上で心がけたいことは
- 厚意は素直に受ける
- 尽くされるだけにしない
- 追われる恋愛を心がける
自分にサンクコスト効果が働いてしまうと、以下のようになってしまうことも…
- 都合のいい存在として遊ばれる
- 無理してまで尽くしてしまう
- 幸せな結婚から遠ざかってしまう
- 婚期が遅れる
サンクコスト効果は応用するなら良いのですが、自分がそうなってしまうと厄介です。
上手く恋愛で応用してみてくださいね。