好きな人と話しているとどこかよそよそしかったり、距離を感じることもあるかと思います。
他の異性とは距離感が近くて仲が良かったりすると、余計に落ち込んでしまいますよね。
そんな時には心理学のバーナム効果を利用してみてはいかがでしょうか?
貴方に対する印象も良くなり、距離が縮まる期待ができますよ。
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バーナム効果とは
それでは、まず今回のテーマである『バーナム効果』についてのご紹介です。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまりそうなことなのに、まるで自分のことを言っているかのように感じる心理現象のこと。
- 飽きっぽいけど、好きなことにはとことん熱中
- おおざっぱだけど、妙なところで几帳面
- 笑って誤魔化すけど本当は傷ついてる
- 寂しがり屋だけど一人の時間も欲しい
上記のなかに、自分に当てはまる特徴があったのではないでしょうか?
貴方のことは知らないのに、貴方の特徴が当てはまりました。なぜでしょう?
これこそバーナム効果を利用しているのです。
「飽きっぽいけど、好きなことには熱中」なんて特徴は誰にでもあるものです。
好きなこと以外には夢中になりにくいですから飽きやすくて当然ですよね。
このように相手を詳しく知らなくても、バーナム効果を利用すれば相手を理解してるかのように振る舞えます。
占いなんかはこのバーナム効果を利用している場合も少なくないのです。
これを恋愛で応用できれば、好きな人からの好感度がアップし心を開いてくれる期待ができるでしょう。
それでは具体的に恋愛でバーナム効果を利用するコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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バーナム効果を恋愛で応用するコツ
バーナム効果を恋愛で応用するコツは下記の3つ。
- 当たり前のことをポジティブに表現
- 状況に合わせる
- 相談されたら頑張りも評価する
それではこれらについて詳しくご紹介していきます。
誰にでも当てはまりそうなことをポジティブに表現する
誰にでも当てはまりそうなことを言って「この人は自分をわかってくれてる!」と思わせるのがバーナム効果です。
基本的に自分にすら当てはまるようなことをそれっぽく言えばOK。
「○○さんは丁寧に仕事してくれるから安心できる」
→雑な仕事をしたら怒られますから、丁寧に作業するのは当然です。
「○○さんはいつも優しいね」
→人間関係を良好にするなら、周りに気を使う人は少なくないはずです。
「周りの人のフォローまで出来て凄い」
→仕事は自分だけでなく、仲間の手伝いをすることは珍しくありません。
このようによくよく考えたら
「誰にでも当てはまることじゃない?」
ということを言うだけで良いのです。
当たり前のことをさも相手の良い部分であるかのように言いましょう。
もちろんあくまで相手を褒めるポジティブな表現を心がけてくださいね。
状況に合わせて使うと効果が高まる
状況を見計らって言うと、よりバーナム効果に期待が持てます。
例えば、普段の会話で「優しいね」と言うよりも、その人が人助けをした時などに合わせて
○○さんは本当に優しいね
と言ったほうが、以前からその優しい一面を知っていたかのように伝えることが出来るわけです。
つまり、その人の良さが表れている場面でバーナム効果を利用したほうが、相手は「わかってくれている」と感じやすくなります。
ただ言ってもお世辞として聞き流される可能性もあるので、状況に合わせてバーナム効果を利用したほうが効果に期待ができるでしょう。
相談された時には相手自身の頑張りにも理解を示す
相談を受けた時にもバーナム効果を利用してみましょう。
相談をする時は大抵
「頑張ったけれど上手く行かない」
「自分なりに考えてみたけど、どうしたらいいかわからない」
という状況です。
相談する前は一人で悩みながらも頑張っていることがほとんどです。
なので、相談に乗りつつ、その頑張りを理解しているかのように伝えてみましょう。
周りの人の分まで頑張るから心配になる
いつも頑張ってるの知ってたのに、悩んでたことに気付けなくてゴメンね
などのように、さも頑張っていたことを知ってたかのように言えば、「この人は理解してくれている…!」と好感を持ってくれる可能性が高まります。
ただ心配を示したりアドバイスをするだけでなく、相手自身について「いつも頑張ってるよね」と伝えることがポイントになります。
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バーナム効果を恋愛で使う時の注意点
バーナム効果は必ずしもメリットに繋がるというわけでもありません。
使い方を誤ると
- 適当に言っているとバレる
- 不信感を抱かれる
- 八方美人に思われる
になる可能性があります。
このようにならない為には、どのように気をつけるべきなのか具体的にご紹介していきます。
会ったばかりの人には使わない
バーナム効果は出会ったばかりの人には効果が期待できません。
知り合ったばかりの人に「いつも優しいよね」と言われても違和感しかないですよね。
ほぼ初対面の人に言われても「この人はわかってくれている」とは思わないはずです。
相手を知るというのは時間が必要です。
会ってすぐに仲良くなれたとしても、相手を全て理解したといえる関係にはなれません。
出会ってからある程度時間が経っていることによって「今まで見てくれていたんだ」と納得できるわけです。
なので、会ったばかりの相手にバーナム効果を使っても「お前に何がわかるんだよ!」と不信感を持たれるだけですので控えましょう。
何回も使わない
何度もバーナム効果を利用すれば、相手に好感を持たれるというわけではありません。
どんなにその人を理解しているように言っても、あまりにも頻繁だと適当に言ってるだけと気付かれてしまいます。
よって、バーナム効果はここぞという時に使いましょう。
相談を受けた時やだいぶ親しくなった頃を見計らって、バーナム効果を利用するのがオススメです。
誰彼構わず言わない
人間関係においても便利なバーナム効果。
なので、恋愛以外でも使う人は少なくありません。
しかし、誰彼構わず言ってしまうのはNG。
○○は周りに気遣いができて本当に優しいよね
こんな風に言われたら「自分のこと見てくれてるんだ」と嬉しくなりますね。
しかし、この言葉を他の人にも言っていたらどうでしょうか?
「誰にでも同じようなことを言ってる人なんだ」とガッカリしませんか?
バーナム効果は相手の心を開くこともできますが、使い方を誤ると信頼を失くす可能性もあります。
誰にでもバーナム効果を利用すると、八方美人のような印象になってしまうでしょう。
なので、使うとしても1対1のような他の人に聞かれない環境で利用するのがオススメです。
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まとめ
バーナム効果を恋愛で使うコツは
- 当たり前のことをポジティブに表現する
- 状況に合わせると効果が高まる
- 相談されたら一人で頑張っていたことを評価する
バーナム効果を恋愛で利用する際の注意点は
- 何回も使わない
- 知り合ったばかりの人には使わない
- 誰彼構わず言わない
になります。
上手くバーナム効果を使いこなして、好きな人との距離を縮めてみてくださいね。