性病の症状と放置のリスクをご存知ですか?
性病は他の病気と間違うこともある為、放置してしまい性病が悪化するケースも珍しくありません。
性行為をしたことがある方は性病にかかっている可能性があるので、性病の症状とリスクについて知っておくことをオススメします。
性病の原因や感染経路

性病の原因は主に性行為や性行為に似た行為で感染します。
病原体を含む精液・膣分泌液・血液などに接触することで、粘膜や傷口などから感染します。
よって、日常生活において性病が感染することはありません。
性病の人と食事や飲み物を回し飲みしたり、握手などをしても感染はしないとされています。
なので、性病の対策は性的な接触をしないこと。
または、コンドームを正しく使用することでも性病にかかる可能性を減らすことに期待できます。
ただし、コンドームから出ている患部から感染することもある為、完全な性感染症予防というわけではありません。
肉体関係を持つ相手を絞ることも性病を予防する上で大切になります。
性病を放置するリスク
性病が自然に治ることはまずありません。
よって、性病を放置すると様々なリスクが生じます。
- 体調がより悪化しやすい
- 母子感染により赤ん坊が命の危機&重い障害を持つ可能性がある
- 無精子症や不妊症になる可能性がある
- 性行為をする相手に移す可能性がある
- 他の性病も感染しやすくなる
など、放置するほど重い症状になりやすい為、早いうちに治療することが大切になります。
性病の主な症状

性病の症状には男女別と男女共通での症状があります。
正確に性病を判断するには検査するしかありませんので、あくまでも参考程度にチェックしてみてください。
【女性】性器の性感染症の主な症状
- 陰部に痒みや腫れがある
- 陰部にシコリやブツブツがある
- オリモノの量が多い
- オリモノの色が黄緑色
- オリモノの臭いが強い
- 不正出血がある
- 頻尿になる
- 排尿時に痛みや違和感
【男性】性器の性感染症の主な症状
- 尿道から膿が出る
- 尿道の痛みや痒み
- 睾丸の痛みや腫れ
- 性器に水ぶくれやイボやシコリ
- 性器の匂いが強くなった
- 亀頭や包皮の赤みや痒み
- 排泄時に痛みや違和感
【男女共通】性感染症の主な症状
- 発熱
- 倦怠感
- 腹痛
- 下痢
- 関節痛
- 喉の痛み
- 排尿時の痛みや違和感
- 性器から膿が出る
- 性器の痒み、ただれ、しこり
- 顔や身体中に発疹
などが主な性病の症状です。
これら以外にも様々な症状を引き起こす可能性があります。
性病は症状が出にくい&わかりにくい病気とされている為、性病の時もあれば、その他の病気の可能性もあります。
上記の特徴に当てはまらなかったとしても、無症状なだけで性病に感染している人も多いとされています。
性病なのに無症状や風邪のような症状が出ることもある為、見逃しがちな病気です。
性病の可能性がある方や不安な方は、自己判断せずにぜひ検査してもらいましょう。
性病の種類
性病というのはあくまで総称であり、性病には様々な種類があります。
種類ごとに症状が違うのも特徴です。
クラミジア
クラミジアは日本では最も感染者が多いとされている性病です。
症状がないことも珍しくない為、最も感染者の多い性病にもかかわらず、感染している自覚がない方も多い性病になります。
男性がクラミジアに感染すると、排尿時の痛みや尿道からサラサラとした膿が出るといった症状があります。
女性がクラミジアに感染すると、下腹部の痛みやオリモノが増えたり不正出血するなどの症状があります。
生理による症状にも似ている部分がある為、性病を放置してしまう女性も少なくありません。
淋病(りんびょう)
淋病はクラミジアと同じくらい感染者が多いとされる性病です。
クラミジアとの違いは菌のみの為、発症する部位や症状に大きな違いはないとされています。
梅毒(ばいどく)
梅毒は急増しつつある性病の1つであり、特に20代に感染者が増えているとされています。
梅毒は性器や口腔内などに痛みのないシコリができるのが特徴です。
また感染から3ヶ月以上経つと、顔や身体中に発疹やイボが出来たり、発熱や食欲減退などの症状が出るのも特徴です。
HIV
HIVの症状は主に発熱・筋肉痛・関節痛・咽頭痛・倦怠感などの為、性病とは思わない方も珍しくありません。
HIVになると免疫力の低下により、他の病気にもなりやすいのが特徴です。
なお、HIVに一度感染してしまうと完治はできないとされています。
しかし、エイズの発症を薬で抑えることが近年では可能になっています。
性病の可能性がある時は?

性病かもしれないと思ったら、病院で診てもらうほうが良いでしょう。
受診する病院は男女ともに性病科が望ましいです。
性病を専門に診れる為、性病のあらゆる検査や治療に対応することができます。
もし性病科が近くにない場合は、男性は泌尿器科(ひにょうきか)、女性は婦人科で受診するのが一般的になります。
または口に異常がある場合だと耳鼻咽喉科(じびいんこうか)、皮膚に異常がある場合は皮膚科での受診も可能です。
ただし、性病科以外の病院だと性病に対応できないこともあるので、事前に問い合わせるなどして確認したほうが良いでしょう。
諸事情で性病の検査を病院で出来ない時は?
病院で検査したいけれど、個人的な事情から出来ない方もいるかと思います。
そのような方はネットから申し込んで、自宅で検査をする方法もあります。
STDチェッカーという性病検査サービスでは、送られてくる検査キットに尿・分泌物・オリモノなどを郵便で送るだけで簡単に性病検査をすることができます。
- 忙しくて病院に行く暇がない
- 性病に対応した病院が近くになく直ぐに検査できない
- 性病ではない可能性があるから病院は大袈裟な気がする
- 対面での検査に抵抗がある
- 親や身近な人など誰にも知られずに性病検査がしたい
といった方が利用されることが多いです。
病院に行くのが難しい方は、こういった自宅で性病検査が受けられるサービスもあるので検討してみてはいかがでしょうか。
性病検査をしたほうがいい人の特徴
基本的に性病検査は性行為をしたことがある方は検査が推奨されています。
特に以下のような方は性病検査を受けることを検討してみましょう。
- 性行為をしてから身体の違和感や不調が続く
- 性病の症状に当てはまっている
- 性病の疑いがある相手と性行為をした
- 不特定多数の相手と性行為をした
- 不特定多数の相手と性行為をしている人と性行為をした(風俗やパートナーの浮気など)
- 性病検査を一度もしたことがない
などに当てはまる方は、検査することがオススメです。
性病は無症状の人や風邪に似た症状でわかりにくい人もいる為、今まで性病検査を一度もしたことがない人も受けるのがオススメになります。
自分の健康だけでなく、パートナーがいる方はパートナーの健康の為にも繋がります。
病院へ行くとなると大掛かりですが、最近ではSTDチェッカーのような郵送で手軽に性病検査ができるサービスがあります。
もし性病か気になった時は不安なままにしておかずに検査してもらいましょう。